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コーヒーと美容

コーヒーのおいしさを知ると、毎日何杯も飲みたくなってくるもの。

でも、インターネットや雑誌などではコーヒーの効能に対して賛否入り乱れて様々な意見が飛び交っており、どうしても気になってしまう、という方も多いのではないでしょうか。

特に普段から美容に関して気を配っている方にとって、毎日何杯も飲むものであるコーヒーが、プラスになるのかマイナスになるのかは大きな関心事と言えるでしょう。

実際のところ、コーヒーは美容にどんな効果をもたらしてくれるのでしょうか。

コーヒーと美容(メリット)

まず基本的なことですが、コーヒーは医薬品でありません。

最初は眠気覚ましの薬として使用され始めたコーヒーですが、含まれる成分はどれも微量で、よほど大量に摂取しない限り美容に関しても劇的な効果を発揮することはないようです。

ただし、ちりも積もれば山となります。

毎日習慣的に飲むことによって、飲まない場合に比べて有意な差が現れるのは間違いありません。

普段の食事や運動、リラックスタイムにコツを抑えて上手に取り入れることによって、キレイになるための努力をサポートしてくれる頼もしい飲み物であることも確かなのです。

ここからはそのコツと共に、どんな効能があるかを見ていきましょう。

血管拡張、脂肪燃焼促進など運動効果のアップ

「食べても食べても太らない」なんて特殊な体質の方は別として、ほとんどの方にとってダイエットは頭を悩ませる大きな問題であるといえます。

特にただ単に体重を落とすだけでなく美容にも配慮しながら行うのであれば、無茶な食事制限や特定の飲食物に頼るのではなく、健康的な食事と十分な運動が必要不可欠とされています。

忙しい毎日を過ごす中で必要な運動をこなすのはなかなかハードですが、実はコーヒーに含まれる成分にはその運動の効果をアップさせてくれるものがあります。

それは、コーヒーの代表的な成分であるカフェインです。

カフェインには、自律神経に作用して血管を拡張する効果があります。

血流量が増えることで運動能力がアップし、より強く、より長く活動できるようになるため、消費されるカロリーも多くなります。

また、運動中に使用する即効性のエネルギーを確保するため、脂肪の燃焼を促進する効果もあることが確認されています。

しかもこの効果は運動後もしばらく継続するため、運動によるダイエット効果をいっそう高めてくれるのです。

これらの効果を十分発揮するためには、コーヒーを運動をはじめる30分~1時間前と、運動直後に飲んでおくのが良いようです。

ただし、これはもちろんミルクも砂糖も加えずにストレートで飲んだ場合です。

運動中は必要なエネルギーを発生させるために脂肪の分解が進むわけですが、糖分や脂肪分が血液中にある場合、からだもわざわざ貯蔵した分を切り崩したりせず血中分を優先して使用しようとします。

運動によって消費されるカロリー以上を摂取してしまえば残りは当然溜まってしまいますし、そうでなくともダイエット効果が減少してしまいますので、運動前後のコーヒーはできる限りストレートで飲むようにしましょう。

ストレス解消

よく知られている通り、ストレスは健康だけでなく美容にとっても大敵です。

ホルモン異常による肌荒れやお通じなどの問題、体内のビタミン・カルシウムなどの減少、イライラからくる過食など、悪影響を数えてあげればきりがありません。

コーヒーの香りには、そんなストレスを和らげる効果があります。

コーヒーの香りを嗅ぎながら脳波を測定すると、リラックス状態を示すα波が増えるのが確認できるそうです。

興味深いことに、この効果は豆の種類によっても強さが異なり、リラックス効果が高い種類もあれば、逆に集中力を高めてくれるものもあるとのこと。

自分の好く飲むコーヒーのうち、リラックスできるものはどれか探しながら試してみるのも楽しいかもしれませんね。

活性酸素除去

近年コレステロール以上に注目されている悪玉物質、活性酸素。

血管の硬化による重大疾患や皮膚の老化などにも深く関わっているとされ、健康上でも美容にとっても大きな脅威となる物質です。

コーヒーに含まれているクロロゲン酸などのポリフェノールは、活性酸素の生成を抑制し酸化物質の除去を手助けすることが分かっています。

特に毛細血管の老化を防ぐことで、アンチエイジングの効果が期待できるのです。

ポリフェノールはコーヒー以外にも大豆やワインなど様々な食品に含まれていますが、コーヒーが含有しているポリフェノール量は緑茶の約2倍、豆腐の約5倍以上とされており、なんとワインと同レベルの高さ。

固形物に比べてカロリーを気にする必要がなく、ワインのようにアルコールが含まれているわけでもないコーヒーはダイエット中でも積極的に飲むことができるため、美容を目的とした効率的なポリフェノール摂取、という観点において非常に優秀な飲み物と言えるでしょう。

美肌効果

クロロゲン酸はメラミン色素の生成を抑える作用があります。

メラミンは肌のしみの元となる物質。

日焼け止めクリームや手袋、サングラスなどあらゆる対策を講じても完全には防ぎきれない紫外線対策として、コーヒーは内側から効く心強いサポートとして作用してくれるのです。

ただしカフェインには色素の定着(しみの発生)を促す効果もあるため、飲みすぎたり栄養剤やエナジードリンクなどと併用すると、クロロゲン酸の作用よりもカフェインの作用の方が強く出てしまい逆効果になる可能性もありますので注意が必要です。

利尿作用

コーヒーにはお茶などと同じように利尿作用があります。

仕事中や睡眠中にはちょっと困る作用かもしれませんが、老廃物をできる限りからだの中に溜めないことは美容の基本です。

特にあまり体を動かさないデスクワークなどに従事している人は、水分の摂取も排出も少なくなりがちなはず。

肌のくすみや内臓疲労として老廃物の害が現れ始める前に、こまめに排除してしまいましょう。

ただし、もちろんコーヒーだけを飲んでいれば良いというわけではありません。

一日に必要な水分量は1.5~2.5リットルと言われており、コーヒーの利尿作用で排出だけが進むと水分不足の状態になりかねません。

コーヒーと同時に、十分な量のお水も一緒に飲むように気をつけましょう。

コーヒーと美容(デメリット)

どんなものでもそうですが、摂りすぎはかえって害となってしまうものです。

特に、自律神経や内分泌系に働きかける効果があるコーヒーは、過剰に摂取すると美容に良いどころか望まない副作用を発揮してしまう可能性もあります。

体質やタイミングなど、気をつけるべきポイントをいくつか紹介します。

鉄分やカルシウム吸収の阻害

コーヒーに含まれるカフェインはカルシウムの対外排出を促し、タンニン(ポリフェノール)は鉄分の吸収を阻害します。

どちらも常識的な量のコーヒーを健康な人が飲む分には問題ない程度の作用ですが、もともと貧血気味の人や、骨密度の低くなっている高齢者などは飲み方に注意が必要な場合もあるようです。

美容のためとコーヒーを飲んで、その結果として重い貧血に悩まされたり骨や歯に不安を抱えてしまっては本末転倒です。

おいしく飲める量以上にがぶ飲みしないようにするのはもちろん、気になる方は他のカフェイン含有物との併飲を避けたり、食事の直前直後のコーヒーを控えるようにしましょう。

食後のコーヒーが飲めないなんて!という方は、ディカフェにするだけでもかなり違うようですよ。

食欲増進、胃液分泌の促進

コーヒーは胃や腸を刺激して消化液の分泌を促すため、食欲増進の効果があります。

それ自体はとても良い作用と言えますが、ダイエット中はあまり効きすぎるのも困ります。

また、カフェインには覚醒作用があるため、夜に飲むと本来あるべき眠気まで阻害されてしまう可能性があります。

睡眠開始の時間や睡眠量は美容を語る上ではずせない重要な要素です。

さらに、ついつい夜更かしした結果暴飲暴食、なんてことになったら逆効果どころではありませんね。

空腹時や睡眠開始の直前には避ける、どうしても飲みたい場合はディカフェの豆にするなど、状況に合わせた飲み方を心がけましょう。

  • この記事を書いた人

おいしい珈琲 編集長 モリシゲ

味のことなんて気にせずに飲んでいたインスタントコーヒー。 それが職場に設置されたバリスタで淹れたコーヒーを飲んで一変。 「インスタントコーヒーなのにこんなに美味しくなるなんて!なぜ?」 そして50歳の誕生日に自腹で買ったバリスタ。 名前を「バリリン」とつけた。 このことがきっかけでコーヒーにハマることに・・・。

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